正解

いろいろと敵が多く嫌われている竹中氏ですが、下記の発言は正解です。日本だけじゃなく年金やそれに相当するものの制度設計は高齢化に対応していません。年金制度を考えた時点で、ここまで高齢化が進むと想像していなかったのです。じゃあ何故、抜本的な改革をしてこなかったのかというと、民主主義国では『清き一票』を持つ高齢者を敵に回す不敵な政治家は少ないからです。どこの国も数年おきに絆創膏を張り替えるような補正で誤魔化してきました。誤魔化さねばならないから間違った認識を持つ国民も多く生み出されました。

まず前提として、年金は破綻しません。年金破綻などというのは詐欺師かバカかです。その上で、公に年金の在り方を論議する必要があります。論議の段階を公にしないから憶測が増えるのです。結果は、年金の給付額を引き下げるか、年金受給年齢を引き上げるか、年金支払額を増やすかの3択ですが、そういう痛みに応えるために年金機構を解体し数千人の職員をカット。機構の運用は数名で十分対応できますし、年金は歳入庁を作り、税金と一括管理させればいいだけで、現に、日本以外のG7ではそうしています。今は出血しているところに絆創膏を貼っているだけで止血手術はなされていません。財務省と厚労省のために血が流れ続けているのです。


竹中平蔵「年金の受給開始を70歳に。日本人は、近い将来、80歳90歳まで働くことになるだろうと考えています」

日本人は、90歳まで働く時代が来ると考えられています。英国のリンダ・グラットン教授によれば、2007年に日本で生まれた子供のうち、50%以上が107歳まで生きる可能性があるとのことです。

しかし、日本の年金制度は、元々、年金だけで生活することはできないように設計されていました。さらに、女性の平均寿命が87歳であり、65歳から22年間にわたって年金を受け取ることができる制度は非常に珍しいです。将来的には寿命が延び、少子高齢化が進むことが予想されます。さらに、日本の年金制度は、保険制度であると言いながら、税金も投入しています。このため、現役世代の負担が大きくなり、手取りが減ることになります。

当然、経済成長があれば、働く人々の給料も上がり、年金問題は解決するでしょう。しかし、日本が現在の雇用の流動性の低さを維持し続ける限り、企業の生産性は上がらず、給料も上がりません。そのため、若い人たちは、年金を維持するために手取りが減ることに絶望し、年金制度に対する不信感が高まることになるでしょう。

このような状況を避けるためには、年金の受給開始年齢をなるべく早く引き上げることが必要です。私は、最初は70歳に引き上げることが適切だと考えていますが、大きな反発が予想されます。しかし、段階的に引き上げなければ、もはや維持することができません。

このような社会になった場合、日本人は80歳や90歳まで働くことになるでしょう。しかし、それは現実的ではありません。今まで日本人は、約20年間勉強し、40年間働いてきました。同じ期間を60年間、70年間働き続けることはできません。そのため、1〜2回の「学び直し」期間が必要です。【Yahoo!】

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