気質
フランス人というかパリジェンヌの気質というとフランス人は気分良くないでしょうが、下記の記事は前提が間違っています。昔からパリは汚いのです。汚い、臭い街がパリ。その昔は汚物を窓から道へ捨てるという、およそ衛生観念の欠片も無い風情で、風呂も入らず臭いので香水が発達しました。私が行っていた頃も、地面は犬の糞だらけ。下ばかり見て歩く街がパリです。
ところで、パリで酷いデモやストライキの原因となっている年金問題とは、年金支給年齢を引き上げる法案です。国民は怒るでしょうが政府からすると、寿命が延びているので仕方ないとなります。論理的に考えれば政府は正しく、国民、特に高齢者は頭が悪いのです。仮に、給付年齢を引き上げず給付すると、そのマイナス分の負担は若年層が負担することとなります。
これは先進国全ての問題ですが、政治家が誤魔化しとまでいかないものの、その時々で正直に説明していれば多少はマシだったでしょう。
花の都パリ、ごみだらけ 年金改革反対ストで6000トン山積み
2023/3/15 08:17
三井 美奈
【パリ=三井美奈】フランスの首都パリでは先週から、政府の年金改革法案に反対するごみ回収作業員の抗議ストが続き、計約6000トンが各地で山積みになっている。
ごみは、観光地の有名カフェや学校の前など、あちこちに放置されたまま。廃棄物焼却所も3カ所がストで閉鎖中で、収集のめどが立たない。悪臭が街に漂い始め、衛生上の不安が広がっている。
だが、イダルゴ市長は国政野党の社会党に属し、年金改革法案への抗議運動を支持。市は「最良の解決策は法案撤回見直し」だと主張している。マクロン政権の報道官は「ゴミ放置は、市長の責任」と応じ、双方の対立が続く。
法案は年金受給開始年齢を現在の62歳から64歳に引き上げる内容。下院で近く採決が予定されており、15日にはフランス各地で抗議デモが行われる。
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