今日の国会

高橋教授に後ろを押された国民民主の玉木氏がきしださんに下記の質問。


玉木雄一郎 『政府は外為特会に約180兆円の資産を保有しており、そのほとんどがドル建米国債です。記録的な円安なので、含み益は機械的に計算しても約37兆円あります。円安で苦しんでいる個人や事業者がいる一方で、【国は円安でウハウハ】です。緊急経済対策の財源に、この含み益を活用してはどうか』


これを少し補足すると、現在保有の180兆円分の多くは、1ドル100円~110円で調達したものですから、現在の繰越利益は帳簿上で37兆円あります。玉木氏が言う『ウハウハ』というのは、円安で政府は大いに儲かっているということを指しています。

ところが、きしださんは下記の答弁。


外為特会保有の外貨資産、経済対策の財源に使うのは適当でない=岸田首相

[東京 6日 ロイター] - 岸田文雄首相は6日午後、為替介入の原資である外国為替特別会計で保有する外貨資産について、経済対策の財源に使うのは適当ではないとの見解を示した。衆院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表の質問に答えた。

玉木代表は円安メリットを生かすのなら、外為特会の円建ての含み益を経済対策の財源に充ててはどうかと提案した。

これに対し、岸田首相は外為特会が保有する外貨資産は「外為相場の安定を目的として将来の為替介入などに備えて保有しているもので、財源確保のために外貨を円貨に替えるのは実質的にドル売り・円買いの為替介入そのものとなる」と説明。その上で、主要7カ国(G7)などの国際的な合意で「為替介入は過度な変動や無秩序な動きへの対応のために行われるとされており、この面から適当ではない」と語った。


財務省が用意したペーパーを読んでるだけですが、普通の脳みそがあれば、こんな内容のペーパーは読みませんし、進言した財務官僚は叱責されます。現に、安倍内閣時に麻生財務大臣が下記の発言をしています。


外為特会の剰余金、全額繰り入れても影響大きくないと判断=麻生財務相

[東京 22日 ロイター] - 麻生太郎財務相は22日の閣議後会見で、同日決定した2017年度当初予算案に関し、外為特会の剰余金見込み額を一般会計に全額繰り入れても「(特会への)影響は大きくないと判断した」と語った。予算像をめぐっては、新規国債の減額や歳出の目安を順守したことを念頭に「方向としては間違っていない」と強調した。

17年度予算案は、税収の伸びが鈍化する中で、外為特会の剰余金見込み額2兆5188億円を一般会計に繰り入れて財源を確保した。全額繰り入れはルール上「禁じ手」ではないものの、2011年度以来6年ぶりの措置。

一般会計の厳しい現状を踏まえ、麻生財務相は「有効に活用させてもらった」と語った。

新規国債の減額が小幅にとどまったことなどから、財政健全化には停滞感も漂うが、麻生財務相は「消費増税を2年半延期した段階で厳しくなっている。今に始まったことではない」と述べた。


しかも、NHKはこれに輪をかけて、財務省に言われるままに下記の放送を本日しています。


外貨準備高 前月比過去最大の減少 政府・日銀の市場介入も影響

2022年10月7日 18時18分

NHK Newsweb

9月末の日本の外貨準備高は、前の月に比べて過去最大の減少となりました。アメリカ国債などの評価額が下がったことに加えて、政府・日銀がドルを売って円を買う大規模な市場介入を行ったことも影響しました。

財務省が7日発表した先月末時点での日本の外貨準備高は、前の月に比べて540億ドル余り減って、1兆2380億ドル、日本円で179兆円余りとなりました。減少は2か月連続で減少幅は過去最大です。

アメリカ国債の金利が上昇して債券価格が下落したために、保有する「証券」の評価額が減ったことや、政府・日銀が急激な円安に歯止めをかけるため、先月、2兆8382億円のドルを売って円を買う市場介入を行ったことなどが主な要因です。

外貨準備のうち、市場介入に踏み切る場合に取り崩しがしやすいとされる「預金」の残高は1361億ドル余り、日本円で19兆7300億円余りとなっています。

ドル売り円買いの市場介入の資金となる外貨準備が減るなか、今後、円安が加速する局面で、再び政府・日銀が市場介入に踏み切るかどうかが金融市場の焦点になっています。

財務省 神田財務官「市場介入 制約感じたことない」

財務省の神田財務官は、7日発表した外貨準備の残高に関連して、「外貨準備の運用や市場介入については市場に臆測を与えるので公表したもの以上のことについてはお答えできない。ただ1つ言えるのは、市場介入を行うにあたっての弾薬について制約を感じたことはなく、いろいろな工夫を行っている」とコメントし、外貨準備にある資金は柔軟に市場介入に投入できるという考えを示しました。


180兆円積み上がった外為特会を使わなければ、特会の性質上、今までと同じように外郭団体へ天下り資金に使われるでしょう。財務省は、「天下りに要るから使えない」と言っているということで、そんなことを百も承知で、国民の受信料で食っているNHKは、上記のような予定調和の放送をしています。

そんなクズのNHKがよくわかる放送がありました。


一応、疑問は投げかけていますが、世界中で悪魔と呼ばれている人物を‟理想の上司”などと持ち上げる必要はなく、NHK内にいるチャイナスクールの影響が日常の放送にまで及んでいると判断できます。先の安倍元総理の国葬反対も、もとをたどればチャイナに影響を受けた連中ばかりじゃないですか。

みなさんは、こうして従順な国民に躾けられるのです。補正予算は最低30兆円!金は有ります!!

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