的を得ている
こういうのを『社説』って言うんですよ。日本の左巻き新聞の方々。エビデンスに基づき、公平な判断。朝日新聞社が「エビデンスなんかねーよ」って言ったのと天と地ほど差があります。
ここへ訪れる方は、トランプを贔屓にしていると思ってらっしゃるかもしれませんが、正確には常に日本を貶めてきた民主党を嫌っていて、頼りない共和党へ失望続きだったところ、政治家でないトランプが出てきて、矢継ぎ早の改革を見ると、『政治屋』では無理な事をやったんだと分かります。当然、『やる方』は四方八方敵だらけ。今回の家宅捜査でも、もっと悪質な書類隠ぺいをしたヒラリーはスルーされ、トランプは標的になっています。いいとか悪いとかじゃなく、日本の国益にとってトランプは『良』、バイデンは『可と不可』というだけです。
きしださんが夏休みに読む本としてフランクリン・ルーズベルトを上げていますが、Fルーズベルトは人種差別主義者で、戦前から日本人根絶を唱えていたバカですし、共産主義を許容して世界を分断させた人間で、現代になって米公文書館から出てくる公文書は、Fルーズベルトが最悪の大統領だったことを如実に証明しているものばかりです。聞く耳があるなどと宣っていないで実行しましょう。最近、きしださんが青島幸男に見えてきました。
【社説】チェイニーとトランプ、そして共和党
次期大統領選は党内分裂か
The Editorial Board
2022 年 8 月 18 日 14:52 JST
リズ・チェイニー下院議員が16日にワイオミング州の共和党予備選で敗北したのは、ドナルド・トランプ前大統領による「大統領選を盗まれた」という偽りの主張に勇敢にも立ち向かったからだ。チェイニー氏が負けたのは、アダム・シフ下院議員ら民主党員と連携することで、あまりに多くの共和党員を敵に回したからだ。
どちらの見解も真実である可能性があり、われわれの見方では、チェイニー氏を3回当選させ、彼女の父親をそれ以上に何度も議会に送り込んだ保守的な州で、同氏が圧倒的な敗北を喫した理由としてはどちらも正しい。
トランプ氏は、2021年1月6日の自身の不名誉な行動を受けて、同氏の弾劾に賛成票を投じた他の9人の共和党議員と同様に、チェイニー氏を敗北に追い込む標的にした。このうち8人が議席を失うか引退することになり、トランプ氏は復讐を遂げた形だが、共和党はあまり喜ぶべきではない。
チェイニー氏はどの点から見ても保守主義者であり、信念に従った言動を取る。トランプ氏に触発された暴徒による連邦議会議事堂襲撃事件の後、チェイニー氏らが自分たちの良心に従って票を投じたことを容認できない政党の政治的、道徳的な魅力は損なわれつつある。トランプ氏を容認できない共和党支持の有権者は少なからずいて、チェイニー氏は彼らを代弁している。
しかし、チェイニー氏の対立候補に投票した共和党支持者の大半が、議会襲撃事件を単なる政治的抗議あるいはトランプ氏への声援だと一蹴しているとはわれわれは考えてはいない。彼らは、全ての共和党員に暴徒や狂信者という汚名を着せる民主党やメディアの戦略を拒否しているのだ。
チェイニー氏は、議会襲撃事件を調査する米下院特別委員会での(副委員長としての)主導的役割により、そうした動きに緊密に関わってきた。クラレンス・トーマス最高裁判事を攻撃するため、判事夫人による一連のテキストメッセージ(訳注=2020年の米大統領選直後、当時の大統領首席補佐官に選挙結果を覆すよう催促していたテキストメッセージ)が委員会によってリークされた際、チェイニー氏は公の場で反対しなかった。同氏はまた、政治的規範に反する形で、現職議員を召喚することに同意した。
チェイニー氏は同委員会において、1月6日のトランプ氏の行動が犯罪に当たるとして、同氏を訴追するよう司法省に要求する主な発言者である。しかし委員会は、トランプ氏と議会襲撃者らとの間に何らかの直接的関係があったとする証拠を依然として提供していない。チェイニー氏は8月初め、共和党は「極めて病んでいる」と指摘したが、共和党支持の有権者の多くがこの主張に納得することはないだろう。
共和党支持の有権者は昨年1月6日の出来事を憎むかもしれないが、同時に証人への反対尋問を行う可能性のあった共和党議員をメンバーから排除した委員会のやり方も嫌っている。ナンシー・ペロシ下院議長は、共和党のケビン・マッカーシー下院院内総務の指名候補を阻止することで委員会の信頼を傷付ける恐れがあると、われわれは警告してきた。そして同委員会の活動内容に関する世論の見方は予想通り、党派に沿って割れている。その結果の一つがチェイニー氏の共和党予備選での敗北だった。
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チェイニー氏の敗北宣言のスピーチは、トランプ氏の大統領再選を妨げることが彼女の次の政治目標であることを示唆するものだった。そのための選択肢の一つは、チェイニー氏自身が大統領選に出馬することだ。同氏が共和党の大統領候補に指名される可能性はほとんどない。しかし彼女の目標は、他の候補者らに大統領への道を開くようなやり方で、反トランプの政治的主張を展開することかもしれない。
トランプ氏が大統領選に向け共和党の指名候補になった場合、チェイニー氏は第3勢力として立候補を目指すことも可能だ。ただし、所属政党を変えるつもりはないとしている。1860年の大統領選で共和党のエイブラハム・リンカーンが勝利して以降、第3勢力の候補者が大統領選を制した例はない。しかし、1992年の大統領選では、ロス・ペロー氏の出馬によってジョージ・H・W・ブッシュ氏の再選が阻まれたことは、ほぼ間違いない。
これらすべての展開は、トランプ氏が共和党にとって支配的影響力を持つ人物であり続ける限り、同党にまとわりつく問題を示している。同氏は、何千万人もの熱烈な支持者を維持しているにもかかわらず、大半の有権者からは邪悪な存在とみなされている。こうした有権者の分裂状況が、2020年大統領選での敗北につながった。重要諸州の連邦議会選では、共和党候補が同党支持の有権者から当選に十分な票を獲得したが、同じ有権者が大統領選でジョー・バイデン氏に投票した。そのことは、議会選の選挙区の結果等を見れば明らかだ。
民主党がトランプ氏に関する問題を、2022年中間選挙の選挙戦の前面および中心に据えようと努めているのはこのためだ。議会襲撃事件を調査する下院特別委員会が秋まで続くことや、ジョージア州、ニューヨーク州、ワシントンDCでの民事、刑事面での捜査が続いていることがその例である。民主党員はトランプ氏を嫌っているかもしれない。しかし、民主党の政策とガバナンスの明らかな失敗にもかかわらず、同党が権力を維持する上でトランプ氏の存在が助けになると考えていることもまた事実だ。リズ・チェイニー氏はワイオミング州で敗北した。しかし、共和党支持者の分裂が2024年大統領選での同党の敗北につながり、彼女の復讐が果たされることになるかもしれない。
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