バカなのか。そこまでバカだったのか。

国際エネルギー機関(IEA)のトップの記事です。IEAは今回のエネルギー危機はオイルショックを上回ると警告していますが、下記にあるように、日本では『節電してください』。この国の指導者はバカなのでしょうか!?そんなに原発稼働へ舵を切るのが怖いのですか。地裁の判断など無視すればいいでしょ。地裁なんですから。


今日のエネルギー危機は70年代オイルショックより深刻、より長く続く可能性=IEA事務局長

国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は、現在のエネルギー危機は1970年代のオイルショックよりも「はるかに大きく」、長く続く可能性があると警告した。1970年代、米国では2度の大きなオイルショックがあり、インフレが暴走した。

ビロル氏は、ドイツの日刊紙シュピーゲルのインタビューで、「当時は石油だけの問題だったが、今回は石油危機、ガス危機、電力危機が同時に起きている」と語った。

ロシアのウクライナ侵攻は、すでに存在していた世界のエネルギー問題を深刻化させた。この戦争の結果、西側諸国はモスクワに対してますます厳しい制裁を課している。

ビロル氏によれば、今夏にはより大きな供給制約を強いられることになるという。「欧州と米国とで主要な休暇シーズンが始まれば、燃料需要が増加し、欧州ではディーゼル、ガソリン、灯油などの不足が生じる可能性がある」と述べた。

石油、天然ガス、石炭の主要供給国であるロシアは、EUの石油輸入の約36パーセントを占めている。

5月31日、EU首脳は、クレムリンに対する第6次制裁措置の一環として、2022年末までにロシアの石油輸入を一部禁止することに合意した。この新しい計画により、EUはロシアの石油輸入のほぼ90%を禁止することになった。

この発表以来、世界はロシアの生産量を他から調達しようと躍起になっており、原油価格は急騰している。

米国では、5月31日にガソリン価格が過去最高を記録した。AAAによると、1週間前の4.598ドルから、全国平均で4.622ドルにまで跳ね上がった。

「過去50年間で戦略的備蓄が使われたのは5回だけだが、この数カ月で2回も使ったことになる。このことは、このエネルギー危機がいかに深刻かを示している」とビロル氏は述べた。

また、冬の厳しい天候のため、ヨーロッパ諸国は天然ガスの配給を余儀なくされるだろうと予測した。

1973〜74年の石油危機では、先進国は準備不足で、主要産油国が仕掛けた石油禁輸にうまく対応できなかったことを認識した。そこで、石油の供給が途絶えたときに、加盟国を支援するために設立されたのがIEAである。



電力不足が生活を直撃する恐れ。1都3県が節電呼び掛け

6/3(金) 

東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県は、電力逼迫に係る一都三県共同メッセージを発出した。電力不足が生活を直撃する恐れがあるとして、省エネ・節電の協力を呼び掛けている。

今年の夏の東京エリアの電力需給は、電力の安定供給に最低限必要な予備率3%を辛うじて上回る3.1%と、厳しい見通しとなっている。

そのため、必要な電力量に対して発電能力が下回る可能性があり、また電気代が18カ月連続で値上がりしていることを訴えた上で、家庭での省エネ・節電の取り組みとして、エアコンの設定を28℃にするとともにフィルター清掃をすること、冷蔵庫の温度設定を「強」にしている場合は「中」にするとともに詰め込み過ぎないことを挙げている。これらの設定が電気代の節約にもつながるとしている。

あわせて、エアコンや冷蔵庫を省エネ家電に買い替えることが「地球にも家計にもやさしい」取り組みとなるとしている。

事業者に対しても空調設定温度の緩和を促すとともに、照明照度を居室で500ルクス程度にすること、LED照明へ更新することを呼び掛ける。特に、電力が逼迫する時間帯(14時頃)は、ピークをずらす工夫をすることを求めている。

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