オリンピック
IOCに限らず政治とスポーツは別だということを言いますが、政治とスポーツ、特にオリンピックと政治は一体です。これはアテネで初めて開かれた時から現代まで続いていることをごまかしているだけです。正確に言うと「政治とスポーツが別であったら望ましい」というのが正しい表現じゃないでしょうか。《競技の場では国旗を身に着け国家の代表が戦います。恵まれない競技もありますが、多くの選手や団体は、国家予算から補助を貰い訓練にいそしんでいます。》 さて、《》の部分を見て どのように思いますか?これは軍隊と同じなのです。もちろん選手に、そのような考えは微塵もありません。しかし、多くの国では違った受け止め方がされています。それほど形態が軍隊と似ており、予算を考える段階でも軍事予算と同じ費用対効果で計算し、ターゲットを定め遂行するのです。表向きの綺麗ごとでオリンピックのような大きなイベントは開催できません。国家の威信を賭け戦うから予算が付きます。こうやって考えれば、ロシアのスポーツの大御所たちの今回の言動も多少は理解できるでしょう。彼らの精神は、まさに軍事エリートと同じ、そのように生きてきて成功したのですから、変われ、現実を正視しろと言っても、どだい無理なのです。
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