(笑)。
チャイナがTPPへ参加表明をし、今週は台湾がTPPへの参加表明をしました。何年も書いてきましたが、TPPは『貿易を含む安全保障条約の一端』ですから、チャイナが加入できる道理はゼロ(笑)。対中包囲網のさきがけですから、拒絶されたことを理由に制裁などの理由にするつもりなのでしょう。いろいろ笑かしてくれるチャイナですが、「ケツに火がついてる」状況に変化はなく、いずれは戦争、いずれは消滅、いずれは分割による存続になります。さて、いつになるのか。投資行動を見極めねば!
中国、TPP加盟を正式申請 米との主導権争い反映
【ニューヨーク】 中国は16日、環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請したと発表した。中国が米国の同盟国を自国の経済圏へ取り込むのが狙い。米中間では、他の国々を自陣営に取り込もうとする動きが活発化している。
インド太平洋地域で中国の影響力が高まる中、バイデン米政権は英国とオーストラリアと安全保障上の新たな協力関係を構築する計画を明らかにしたばかり。
中国の商務省がTPPの寄託国であるニュージーランドに申請書を提出したことを発表した。TPPには日本など11カ国が参加する。
TPPの正式名称は「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)」で、バラク・オバマ元米大統領がもともと中国への対抗策として推進していた。
かつて米政府高官として貿易交渉に関わり、現在はアジアソサエティ政策研究所(ASPI)副所長を務めるウェンディ・カトラー氏は、米中両国はいずれも自国の利益追求のために積極的にパートナーを探していると述べた。
米中間の緊張が多方面で高まる中、ジョー・バイデン大統領と中国の習近平国家主席は世界的における主導権争いを加速させている。
ドナルド・トランプ前大統領は2017年、CPTPPは雇用を奪うとして米国を離脱させた。バイデン氏は、参加を検討する前に再交渉が必要だとしてきた。
中国国内では、政府がCPTPP加盟を希望するのは、指導部が国際的な基準を受け入れようとする公約の一環とみるアナリストもいる。
中国のシンクタンク、全球化智庫(CCG)を率いる王輝燿氏は「指導部はCPTPPへの参加を、中国経済の開放性をさらに高めるための良い方法と考えている」と述べた。
台湾、TPPに加盟申請 中国の反発必至
2021年9月22日 21:42 [有料会員限定]
【台北=中村裕】台湾当局が環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請したことが22日、分かった。23日にも正式発表する。すでに事務局であるニュージーランドに申請書類を提出した。16日には中国がTPPへの加盟を正式申請したばかり。台湾のTPP加盟には中国が今後、反発するのは必至で、加盟交渉は難航が予想される。
台湾の中央通信社などが22日報じた。TPPには現在、日本など11カ国が加盟しており、参加には加盟国すべての同意が必要となる。
台湾はTPP加盟国のうち、ニュージーランドとシンガポールの2カ国とすでに自由貿易協定(FTA)を結んでいる。蔡英文(ツァイ・インウェン)政権は、中国が主導する日中韓や東南アジア諸国が加盟する地域的な包括的経済連携(RCEP)には加盟せず、TPP加盟と米国とのFTA締結を目指してきた。
ただ、台湾のTPP加盟に向けたハードルは高い。中国大陸と台湾は1つの国に属するという「一つの中国」を唱える中国の反発は必至だ。
台湾内にも輸入障壁を巡る問題がある。台湾は東日本大震災からの10年余り、福島県をはじめ茨城県など周辺5県の農産品の輸入を全面禁止にしてきた。台湾では5県産の農産品の輸入には住民の反対がなお根強い。TPPへの加盟のために輸入解禁を強行すれば政権運営を揺るがしかねない事情がある。
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