教義
アメリカ民主党が推し進める「嘘で固めた地球温暖化」。これは後日、詳しく数回にわたって書きますが、この協議で利を得るのはチャイナだけです。オバマは「レガシーを作る」と言ってパリ協定へのチャイナ参加を即し、その見返りに南沙諸島の軍事化を黙認しました。その時、手足になって動いたのがバイデンとケリーです。今年1月に温暖なテキサス州が寒波に襲われた時にケリーは「この寒波は地球温暖化の影響だ」とインタビューに答えています。もう、ここまでいくと科学ではなく「ただのバカ」です。地球の寒暖、台風や寒波は、極点温度(北極と南極)と赤道温度の差があればあるほど激しくなります。つまり、北極が寒すぎるから南部テキサスまで寒波が来るのです(温暖化と真逆)。アホとちやうやろか。
【社説】対米交渉で気候問題カードを切る中国
気候変動問題こそが米国にとって安全保障面の最大の脅威だと宣言することが、進歩派の間で人気の行動になっている。世界最大の温室効果ガス排出国として群を抜いている中国の共産党は、こうした米国の状況を知っている。米国のこの誤った認識は、気候変動問題を中国政府の戦略的強みの主要な源泉に変えている。
中国の王毅外相は9月1日、ジョン・ケリー米大統領特使(気候変動問題担当)との(オンラインでの)会談の中で、この強みを活用した。ケリー氏は、中国の指導者らに化石燃料消費を削減するよう懇願するため、再び同国を訪問している。同会談に関する中国外務省の声明によると、王毅氏は「米側は気候変動問題での協力が、中米関係の『オアシス』になることを期待している」と指摘した。その一方で「気候変動問題での両国の協力と、中米関係全般の状況とを切り離すことはできない」と強調した。
つまり、中国政府はケリー氏の気候変動ショーにさらに踏み込む前に、米国政府から譲歩を引き出したいと考えているのだ。文書によると、王外相はケリー氏に「米国は中国について、大きな戦略上の計算ミスをしている」と告げた。王外相は米国が「中国の提示する『2つのリスト』と『3つ要点』を重要視し、それに積極的に対応する」べきだと説明した。
その「米国がやめなくてはならない悪行のリスト」には、中国共産党の人物に対する制裁が含まれている(国務省は、香港に関する条約の義務への中国の違反に関わる人物など、一部当局者による訪米を制限している)。リストはまた、米国内での中国の潜在的なスパイ活動を阻止しようとする取り組みについても不満を示している。
一方、「3つの要点」の中で最も重要なのは、米国が台湾の防衛から手を引くことだ。台湾は、中国政府が場合によっては武力で併合したいと考えている民主主義の島だ。それはまるで、米国が太平洋の同盟関係から身を引くならば、中国は恐らく、将来の二酸化炭素(CO2)排出のさらなる想定上の削減に同意するだろうと言っているかのようだ。
中国共産党にとって、気候変動は直近の戦略的関心のうちの二次的なものだ。それでも中国は、米国が拘束力のない気候変動での約束と引き換えで、安全保障上の優先項目をあきらめてしまうほど考えが足りないことを期待している。
それが突拍子もないように思えるのであれば、エネルギーおよび気候変動に関する現政権の考えが必ずしも戦略的でないことを思いだすべきだ。現政権はサウジアラビアと人権問題をめぐって対立したり、米国内のエネルギー生産を抑制するために規制国家的動きを表面化させたりした後、何週間か前には石油輸出国機構(OPEC)に増産を強く働き掛けている。
バイデン政権は、アジアへの関与と価値の放棄を米国に求める中国の主張にまだ屈していない。気候変動をめぐるケリー氏の方針が弱点とならないことを期待しよう。
【社説】対米交渉で気候問題カードを切る中国
気候変動問題こそが米国にとって安全保障面の最大の脅威だと宣言することが、進歩派の間で人気の行動になっている。世界最大の温室効果ガス排出国として群を抜いている中国の共産党は、こうした米国の状況を知っている。米国のこの誤った認識は、気候変動問題を中国政府の戦略的強みの主要な源泉に変えている。
中国の王毅外相は9月1日、ジョン・ケリー米大統領特使(気候変動問題担当)との(オンラインでの)会談の中で、この強みを活用した。ケリー氏は、中国の指導者らに化石燃料消費を削減するよう懇願するため、再び同国を訪問している。同会談に関する中国外務省の声明によると、王毅氏は「米側は気候変動問題での協力が、中米関係の『オアシス』になることを期待している」と指摘した。その一方で「気候変動問題での両国の協力と、中米関係全般の状況とを切り離すことはできない」と強調した。
つまり、中国政府はケリー氏の気候変動ショーにさらに踏み込む前に、米国政府から譲歩を引き出したいと考えているのだ。文書によると、王外相はケリー氏に「米国は中国について、大きな戦略上の計算ミスをしている」と告げた。王外相は米国が「中国の提示する『2つのリスト』と『3つ要点』を重要視し、それに積極的に対応する」べきだと説明した。
その「米国がやめなくてはならない悪行のリスト」には、中国共産党の人物に対する制裁が含まれている(国務省は、香港に関する条約の義務への中国の違反に関わる人物など、一部当局者による訪米を制限している)。リストはまた、米国内での中国の潜在的なスパイ活動を阻止しようとする取り組みについても不満を示している。
一方、「3つの要点」の中で最も重要なのは、米国が台湾の防衛から手を引くことだ。台湾は、中国政府が場合によっては武力で併合したいと考えている民主主義の島だ。それはまるで、米国が太平洋の同盟関係から身を引くならば、中国は恐らく、将来の二酸化炭素(CO2)排出のさらなる想定上の削減に同意するだろうと言っているかのようだ。
中国共産党にとって、気候変動は直近の戦略的関心のうちの二次的なものだ。それでも中国は、米国が拘束力のない気候変動での約束と引き換えで、安全保障上の優先項目をあきらめてしまうほど考えが足りないことを期待している。
それが突拍子もないように思えるのであれば、エネルギーおよび気候変動に関する現政権の考えが必ずしも戦略的でないことを思いだすべきだ。現政権はサウジアラビアと人権問題をめぐって対立したり、米国内のエネルギー生産を抑制するために規制国家的動きを表面化させたりした後、何週間か前には石油輸出国機構(OPEC)に増産を強く働き掛けている。
バイデン政権は、アジアへの関与と価値の放棄を米国に求める中国の主張にまだ屈していない。気候変動をめぐるケリー氏の方針が弱点とならないことを期待しよう。
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