村山美知子
ボクのマスコミ嫌いは子供の頃からのことで昨日今日に始まったものではありません。そうなるに至ることが沢山ありました。身内が死に追いやられたこともあります。ですから、仕事で接するときはビジネスライクでした。そういうのが災いしてかどうかはわかりませんが、朝日新聞社主の村山美知子氏とは面識がありませんでした。何度か会などで接点はあったのですが...。今回、「最後の社主」という故村山美知子氏の本を読んで、何とも言えぬ、いとおしさや懐かしさがこみ上げてきました。いい本でした。
書評の書き込みの中には、単にお金持ちの叔母さん的な扱いもありましたが、ボクは3人の女傑というか「我儘なおばさん」に可愛がっていただきました。大変お世話になりました。世間ではとやかく言われた方々ですが、颯爽とし素敵でした。非常に聡明でした。年老いても目力が凄く、そこいらの社長連中では太刀打ちどころか相手にもなりませんでした。「こいつはダメ」と思った人には容赦ありませんでしたから敵も多かったでしょう。しかし、非常にチャーミングなおばあ様方でした。
この本はよく書けています。こういうものが書ける人間がいたにもかかわらず、朝日新聞という組織になると腐ってしまうというのは、既に新聞という紙媒体は社会的使命が尽きたからだと思います。最後に、朝日の政治部のエースだった記者のSNSを張り付けておきます。個人的にも何度か会っているのですが、無自覚なバカです。こういうバカが腐らしたんです。
鮫島浩 政治ジャーナリスト SAMEJIMA TIMES
@SamejimaH
日本勢メダルラッシュに歓喜するマスコミ報道が溢れてきた。日本がスゴイのではなく選手個人がスゴイのである。ナショナリズムを横並びで煽る五輪報道から卒業できないものか。日本だけでなく世界最高水準のアスリートのプレーを伝えてほしい。この国の未熟さはマスコミによるものだとつくづく思う。
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