アイアン・ドーム
パレスチナが数千発のミサイルをイスラエルに打ち込み、報復でイスラエルが空爆。数百人の命が奪われ停戦。これで10日ほどになりますが、争いは散発しているものの本格的な戦闘は収まっています。パレスチナはイスラム過激派のハマスが戦闘しており、ハマスの後ろ盾はイランです。イランがハマスに武器供与。その武器は中国がイランに売ったものです。ハマスが撃ち込んだミサイル数千発のうち99%以上が、イスラエルが誇る対空ミサイル防衛の「アイアン・ドーム」により破壊されました。中国が慌てるはずです(笑)。中国のミサイルはアイアンドームで役に立たないと世界中の国防関係者が認識したのですから、慌てて停戦へ尽力した中国の本意は、これ以上、自国兵器の評価を下げたくないの一点でした。
日本が、国家安全保障のインテリジェンスで指導してもらっているのは、イスラエル諜報特務庁情報機関、通称「モサド」であることは余り知られていません。戦後、CIAにはいいように操られた歴史を持つ日本が取り入れているのは、アメリカ式CIAではなく、イスラエル式モサドなのです。日本もアイアン・ドーム買いましょう!!
【社説】イスラエルが示すミサイル防衛の価値
ミサイル防衛はカネの無駄遣いだと1980年代から聞かされてきたが、イスラエルは現代の戦場でその価値を証明し続けている。それを改めて示すのが、イスラエルのミサイル防衛システム「アイアンドーム」がロケット攻撃による死傷者や被害の軽減に成功していることだ。
イスラエル国防軍の報道官によると、パレスチナ自治区ガザを拠点とする、イランが支援するテロリスト集団「ハマス」と「イスラム聖戦」は今週、イスラエルの複数都市に13日夜時点で約1700発のロケット弾を発射した。しかし、紛争を象徴する映像は、イスラエルの歩兵が敵地に侵攻する姿ではない。閃光(せんこう)が走るテルアビブの夜空の映像だ。その光は、アイアンドームの大量のミサイルがレーダーと高度なコンピューターシステムを駆使して、飛来するロケット弾を追跡し、その90%を撃ち落とす際に放たれるものだ。
イスラエルと米国は何十年も前からミサイル防衛システムに取り組んでいるが、そのほとんどは長距離ミサイル迎撃に向けられてきた。イスラエルに対する脅威は国境沿いに集中しており、アイアンドームは小さな領土の防衛向けに設計されている。イスラエルのラファエル社が2000年代に開発し、2010年代に米国が配備を支援し、一部システムを取得した。2020年には、米レイセオンがラファエルと提携し、米国でアイアンドームを製造することを発表した。
アイアンドームはイスラエル人の命と財産を救っているだけではない。敵のプロパガンダにかかわる計算を狂わせてもいる。高確率でミサイルを迎撃できることで、イスラエルの指導者たちは攻撃に対してより柔軟に対応できるようになっている。
イスラエル人の犠牲者が少ないということは、ガザへの本格的な侵攻や民間人を殺害する可能性のある無差別空爆を求める政治的圧力が少なくなることを意味する。パレスチナ人の犠牲者はテロリストにとってプロパガンダの絶好の材料となる。イスラエルの自制は人命を救うほか、同国の軍にとって外国からの日和見的な非難にさらされる前に行動する余地が広がる。
もしロケット攻撃が続けば、イスラエルはどのように阻止するか、難しい決断を迫られるだろう。また、イランとその代理勢力で数万発のミサイルを保有しているレバノンの「ヒズボラ」に対しても、イスラエルはメッセージを送る必要がある。一方で、イスラエルのミサイル防衛システムは人命を救い、戦闘が拡大する可能性も恐らく減らしている。
0コメント