日米首脳会談

きしださんの新政権ができ時間がたつものの、未だに日米首脳会談が日程も決まりません。当然、政府はアメリカに働きかけをしているでしょうが、アメリカから返事がないとみるのが適当です。日米同盟を基軸として安全保障や経済を構築している日本の総理大臣として、政権発足以来、時間がたっても日米首脳会談が開けないというのは、日本国総理大臣として失格です。日米首脳会談は、新政権にとって10万円給付やコロナ対策以上に最優先事項のはずです。しかし12月中の設定も出来ず、残る選択肢は、1月の下旬からの通常国会が始まるまでの時期しかなくなりました。日米首脳会談の設定が難航している最大の理由は、アメリカによる「日本が同盟国としてどうなのか」という値踏みをしているとみて間違いないと思います。日本を取り巻く世界情勢を見ると、中ロが接近し協力関係を築きつつありますが、これはいつものことです。米豪が同盟関係をもって、中国に対抗しようとしています。インドは、ロシアに近づきつつ、日本や豪とも関係を強化しています。なにしろ、中国は海洋進出の意図をあからさまに進めていますが、米豪から見れば、その防波堤となるのは台湾と日本です。アメリカの対中戦略から見れば、日本以上に重要な国はないはずです。また、アメリカは、欧州ではロシアとのウクライナ問題があり、極東では北京五輪後の中国との台湾問題があります。アメリカは二面作戦はとれない以上、極東に関しては日本に期待したいところでしょう。このような情勢にもかかわらず、日米首脳会談がいまだに設定されていないのは、異常事態だということになります。安倍・菅政権では、日米同盟はこれまでになく強固でしたが、岸田政権は対中姿勢について安倍・菅政権とは明らかにスタンスが違っているので、アメリカも二股疑惑を払拭できないのではないでしょうか。近頃、きしださんの顔が文大統領とよく似て見えるのは僕だけでしょうか(笑)。

因みに、きしださんは広島県の日中友好議連会長。外務大臣の林さんは、親子二代続けて日中友好議連(国会議員)会長を務めた親中のトップ。アメリかが警戒するのも無理ありません。

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