NY

ニュー・ヨークというメガシティの魅力は、まさに多様性にありました。多種多様な人種と価値観による、生活、文化の融合により、爆発的なエネルギーを感じたモノでした。それは「自由」ではなかったんです。今のように情報があるわけでなく、人種差別も公然と有り、それらを内包しながらも溢れ出るエネルギーがあったのです。下記の記事にあるブロードウェイもNYの文化の一端を担う存在として、長い年月、世界中の人々を魅了してきました。しかし、今やNYはリベラルの巣窟となりました。もともとリベラル的な意思が育まれる土壌があったのですが、リベラルが自由闊達に意志表現をしたからこそのNY文化であったものが、「リベラルはこうじゃないとダメ」のようなお題目が掲げられ、それに同調する圧力がかかる社会になっていますから、本来のリベラルが求めた「多様性」ではなく、同調による「同一性」という最も嫌った社会になっています。文化の側面として、あくまで側面としてカウンター・カルチャーや反体制思考は昔からあります。ところが、それらは「少数」であるから反体制であったものが、「多数」になれば憎しみ嫌った「体制」なのです。今までは、云わば無責任に批判ばかりしていたものが、多数になり「責任」がある立場や集団になると、もう、どうしていいのかわからない。早い話、集団観、国家観がまるっきり無いから、夢のようなキレイごとを並べ、それに反する言葉狩りをするようになり人間関係は破綻していきます。それが今のNY。それがリベラルの行き着く先です。



米ブロードウェー、1年半ぶり再開に熱い期待 観光客戻らず不安も

By Reuters Staff

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[7日 ロイター] - 米ニューヨークのブロードウェーでは新型コロナウイルス流行による異例の興行中止が1年半にわたって続いたが、今月から再び劇場街の幕が開き始めた。

 米ニューヨークのブロードウェーでは新型コロナウイルス流行による異例の興行中止が1年半にわたって続いたが、今月から再び劇場街の幕が開き始めた。マジェスティック劇場で3日撮影(2021年 ロイター/Caitlin Ochs)

今後数週間にわたり18のミュージカルと5つの演劇が始まるほか、再開に合わせて米有名司会者オプラ・ウィンフリー出演のPRビデオ、払い戻し可能なチケットの導入、タイムズスクエアで1週間にわたり続く屋外パフォーマンスなども企画されている。

「キンキー・ブーツ」「ワンス・オン・ディス・アイランド」のプロデューサー、ケン・ダベンポート氏は「観客は生のエンタテイメントに戻りたいと切望していると思う」と指摘。また、コロナ禍に劇場を早急に再開しなかったことが観客の信頼獲得につながっていると述べた。

劇場側と当局の合意によると、俳優、観客、スタッフなどはワクチン接種を受け、観客にはマスク着用も義務付けられているが、収容人数は制限されていない。

チケット販売サイトによると、9月中の売れ行きは好調だが、その後の数カ月間は感染力の強いデルタ株感染や観光客の少なさから、厳しい興行になる可能性がある。2019年のチケット販売は全体で1400万枚余りだったが、うち外国人観光客は約19%を占めた。

人気ミュージカル「ハミルトン」のリン=マニュエル・ミランダは「(開演日の)発表後すぐに観客がチケットを購入し始めたことに勇気づけられた」と述べる。ただ、9月に再開される16ほどの演目の多くは公演中止前に何年も上演されていたものだ。

ニューヨーク大学のローレンス・マスロン教授は、ブロードウェーがどの程度公演を続けられ、観客を獲得できるのかはまだ分からないとし、「再開は非常に大きな成果だが、一夜にして昔のように戻ることはない」と見通した。

しかし、こうした困難にもかかわらず、未来への興奮と楽観も感じられる。

ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル「ザ・ミュージック・マン」のリバイバル公演は来年2月が正式開幕だが、最高700ドル(約7万7000円)ものチケットが飛ぶように売れている。

ジャックマンは「ブロードウェーはニューヨークの鼓動だ」と述べ、「公演が成功し、われわれがブロードウェーをより良いものにするという大きな決意がある。以前と同じではなく、より良いものにしたい」と力を込めた。

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